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バンブツルテン

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『大槻ケンヂ20年間わりと全作品』(大槻ケンヂ)

大槻ケンヂ20年間わりと全作品大槻ケンヂ20年間わりと全作品
(2008/06)
大槻 ケンヂ

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うーん。
正直あんまり読みたくなかったかもしれない。

エッセイに書かれてることの全てが事実じゃないことぐらいは
読者が認識してなきゃいけないことだと思うし、
例えば私だって『のほほん日記』に出てくるパンダ子ちゃんや宿無し君は
実在しないんだろうなーとは思っていた。
特に宿無し君いくらなんでも出来すぎたエピソードだろうと。

気になったのは、それをわざわざ「本当はいないんだよ」とか、
文庫版のあとがきでは「全然直してません」って書いてたのに、
実際はかなり直してることとかを明言しちゃってるところ。

なんかなー。
夢がない、という言い方もなんか違うんだけど、
エッセイストというか物書きとしてのオーケンの姿勢に
なんとなく疑問を持ってしまった。

あとは事あるごとに「裁判モノだよ」とか言うのもちょっと気になった。
いや、正論なんだけどもね。どうしてもケチ臭く見えちゃうよね。
うーん。

筋少自伝と同じ体裁ですが、筋少自伝はすでにボロボロになるほど
読み返してるのに対して、これは早々に本棚に押し込んじゃいました。
自分は結局オーケンのファンにはなりきれなさそうだなあと思う本だった。