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バンブツルテン

観たり読んだり聴いたり行ったり考えたり

『ろまん燈籠』(太宰治)

ろまん燈籠ろまん燈籠
(1983/02)
太宰 治

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中学に入ってから活字の本をめっきり読まなくなり
瞬く間にマンガおたく少女になっていた私が、
再び活字を読むようになったきっかけは筒井康隆太宰治でした。

「青春の麻疹」とか言われて、好きだということを公言するのが
憚られるような立場の作家に勝手にされている感のある太宰ですが
中期の彼の作品の透き通るような明るさは絶対に世代や性格を問わず
受け入れられるものだと思います。断言。

だからこそ、太宰を読もうと思ったときに『人間失格』を入り口にするのは
どうなのよ!と思わずにいられないのです。
有名だし代表作だし文学的には価値が高いのかもしれないし
たしかに熱狂的に支持する人もいる作品だけど、
少なくとも私は、他の作品を読んで太宰という人自体に愛着がなければ
人間失格』は受け付けなかったような気がします。
集英社文庫のカバーが変わって売れたのを見て、新潮文庫もこの夏
カバー変えてますが、願わくば『人間失格』だけを読んで
「あー太宰ってこういう感じなんだ・・・」と判断する人があまり増えないことを。

そんな私が最初に読んだ太宰は新潮文庫の『パンドラのはこ』、
現時点で特に気に入っている作品集がやはり新潮文庫の『新樹の言葉』と、
今回取り上げた『ろまん燈籠』です。
文章そのものが楽しくて、無駄にサービス精神に満ちている作品たち。
先入観取っ払って読んでみ!面白いから!という感じ。

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ぶらりと中野ブロードウェイに行ったら、テレビのスタッフと
某イケメンドラマの俳優たちの集団に出くわしました。
やたら派手な頭の兄ちゃんがいるなあと思ってたら
知ってる顔が後ろからついて来ててびっくりしたー。