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バンブツルテン

観たり読んだり聴いたり行ったり考えたり

『ビアティチュード』(やまだないと)

ビアティチュードBEATITUDE 1 (1) (モーニングKC)ビアティチュードBEATITUDE 1 (1) (モーニングKC)
(2008/10)
やまだ ないと

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モーニング2で第1話だけ読んで、なんとなく気になってはいたところで
大学の近くの書店で大プッシュされていたのでコミックス買ってみました。
やまだないとさんはなんかおっされーなイメージがあって敷居が高くて
自分のようなただのマンガヲタには手が出しづらかったんだよなー。

アパート「トキオ荘」に集う、「花森ショータロー」と「窪塚フジヲ」をはじめとする
駆け出しの若いマンガ家たちの青春群像。
かなりマメに「フィクションですよー」感を出してるというか、いや実際フィクションとして
描きたいんだろうけど、とにかく「慎重」な印象を受けました。
あくまでも実際のトキワ荘とは区別されているので、すっかり架空のキャラクターとして
ショータローやフジヲやナイトーさんやテラさんに感情移入したり萌えたり(・・・)できるけど、
トキワ荘ファミリーにちょっと詳しい人が読めばニヤニヤできるエピソードも盛り込まれていて、
いろんな楽しみ方ができる作品だと思います。

そして、『このマンガを読め!』の2009年版でも触れられてましたが、
何よりも作品全体に漂う「マンガが好きで好きでたまらない」という空気が良い。
うらやましくなってしまう。嬉しくなってしまう。いいなあー!と思わず呟いてしまう。
古き良き時代、で片付けてしまうのは寂しいけれど、あの時代(実際よりも時代背景的には
少し後に設定されてるみたいですが)の若手マンガ家だけが持ち得た熱みたいなものは
確かにあったんだろうなあ。

これからどんなふうに描いていくのか楽しみです。

あとフジヲのお母さんの描写には結構凄みがあってびびりました。

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鈍い痛みが相変わらず・・・イヤな感じです。