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バンブツルテン

観たり読んだり聴いたり行ったり考えたり

「シーズン2」(筋肉少女帯)

シーズン2シーズン2
(2009/05/20)
筋肉少女帯

商品詳細を見る

1. 心の折れたエンジェル
2. ドナドナ
3. 踊る赤ちゃん人間
4. 人間嫌いの歌
5. 世界中のラブソングが君を
6. ロシアンルーレット・マイライフ
7. プライド・オブ・アンダーグラウンド
8. 蓮華畑
9. ノーマン・ベイツ'09
10. 1000年の監視者
11. へそ天エリザベスカラー
12. ゴッドアングル Part2
13. ツアーファイナル

某ハードロックバンドの某アルバムそっくりのジャケットになる予定だったのが
大人の事情で微妙に変更になったという経緯があったようです。
公式サイトで一瞬発表されてた変更前のジャケットの素敵さには目を見張るものがあった。
変わったといってもほんの少しで、パロディ性は低くなったものの
全体的なアートワークのダサかっこよさは保たれていますがw

オリジナルアルバムとしては通算14枚目、再結成後2枚目、約2年ぶりのニューアルバム。
今回は既発曲が多く、完全な新曲は全体の半分にとどまっているにもかかわらず
発売前から何故か私の期待は上がりっぱなしで、聴いてからがっかりするんじゃなかろうかと
自分で心配するほどだったのですが、杞憂に終わりました。
見事です。このアルバム。

まず、新曲である1・4・5・6・8・10・12が全て名曲。
おいちゃん流ハードロックな1はいかにも筋少らしくパワフルでキャッチーでかっこいいし、
オーケン作曲の4は筋少にはちょっと珍しい曲調ながら面白い仕上がりになっているし、
5は筋少史上最高じゃないかと思うほど素直に美しいバラードだし、
遊び心満載の6、これぞ橘高メタルな10もすばらしいし、
そして何より待ちに待った内田GS・内田プログレな8、12が嬉しくてたまりません。

私は後追いファンですが、音楽的に特に好きなのは80年代〜90年代初頭の筋少なのです。
エディとウッチーが舵を取り、バンドの音楽の方向性を定めていた時代。
もちろんおいちゃん色が強まる90年代以降の筋少も大好きだからファンになったわけですが
それでも、ウッチーの曲がない「キラキラと輝くもの」、シングル「ツアーファイナル」には
寂しさを感じざるを得ませんでした。
オーケンが繰り返し「曲は短いほうがいい」と発言するので、
もう初期にやっていたようなプログレ調の新曲を聴くことはできないのかとも思っていました。

でも先日の「WeRock」誌上のインタビューで、
今回は長い曲があるみたいなことが匂わされていたので
ひょっとしたらと期待していたら、果たしてその通りで、もう小躍りですよ!

曲が長けりゃいいわけじゃないし、パンクもメタルもプログレもファンクもポップスもGSも音頭wも
とにかくジャンルを問わずに何でもやってしまうところが筋少の一番の魅力だと思うけれど、
筋少ならではの音楽の個性として「プログレ色」っていうのは、今後もあってほしいなあ。

そして曲のよさもさることながら、今回オーケンの詞もすごく良いです。
再結成後、私が密かにずっと感じていた「無理してる感」がなくなったなーと。
「新人」のときは特に「筋少らしい詞を書こう!」と肩肘張ってるように見えたけれど
今はずっと自由に詞がつけられているようで、その分言葉選びのセンスが光っていると思う。

再録の3と9も、それぞれウッチーのベースとギターの大胆なアレンジでカッコよくなってるし
唯一7のメロディがそっくり「ノゾミ・カナエ・タマエ」なところだけ「?」となりましたが
(意図的に対にしようと思ってやってるのかもしれないけど、それにしてもうーん…)
それを差し引いても今回のアルバムには120%満足です。

筋少は、再結成から3年の年月を経て、活動全体に少し余裕ができてきたことで
文字通りシーズン2に入ったんだなあと感じる作品でした。
オーバー40の、一度は活動凍結してたバンドが、再結成後新たに一皮むけるなんて
滅多にあることじゃないはず。奇跡です。奇跡のバンドですよ筋肉少女帯は。

テンション上がってて無駄に長文で恥ずかしい。愛です。
行くはずだったライブは仕事で行けなくなりましたが(…)今後もひっそりと熱烈に応援します。

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祝日だと思っていた日が実は平日で、うっかり10時ごろまで寝ていたら
会社支給のPHSが上司からの着信とメールでいっぱいに。
慌てて着替えもせずに電車に飛び乗ったはいいが、車内で出会った人たちと
意気投合してしまいそのままダラダラ電車に乗り続け、気づけば時刻は1時半を回っていて…

という夢を見ました。あまりにもリアルでさっきまで本当に夢だと気づきませんでした。
昼寝はするもんじゃないなという教訓。あー怖かった。