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バンブツルテン

観たり読んだり聴いたり行ったり考えたり

2013/1/27(日)すかんち 「すかんち結成30周年記念! オジタスの、謎のロックショウ。大作戦のさなかの大爆撃。薔薇を持ってオペラに行くと、甘い金のチョコレート。スケッキヨ!2012-2013」@大阪 umeda AKASO

ライブのこと

すかんち結成30周年記念!オジタスの、謎のロックショウ。大作戦のさなかの大爆撃。
薔薇を持ってオペラに行くと、甘い金のチョコレート。スケッキヨ!2012-2013」ツアー大阪公演、
迷った末に参戦してきました。ら、あまりにも楽しかったので感想を書いておきます。
曲順やMCのタイミングなどはうろ覚えですのであしからず。

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開演時間少し押して17:10頃、「OK, Baby Joe」で今宵のSCANCH'N ROLL SHOWが開幕!
1stアルバム「恋のウルトラ大作戦」からの選曲に、結成30周年ツアーならではだなあと
思わず微笑みが爆発しました。
ライブでは聴いたことがなかったのと、「大作戦」自体かなり好きなアルバムなので嬉しかった…!

キラキラジャンプスーツに身を包んだROLLY、オレンジのシャツにハット姿がダンディな文明さん、
真っ赤なシャツのサトケンさん、白シャツ?のポンプさん。
そして重たげなコートにパイロットみたいな帽子(何ていうんだろうあれ)姿のドクター田中!
筋少との対バンだった10月のツアー初日では、赤フレームのグラサンにスーツにヒゲという
エグザってるいでたちだったドクターがまたイメチェンしていてなんかもう…笑う。
ROLLYによるメンバー紹介で「謎の中国人」と言われていたが、別にチャイナ感ないぞ…?と思ったら
ドクター「チャイニーズヒゲ描くの忘れたわ」なるほどw

そしてドクターのキーボードセットに、市松模様のShima-changマークの旗が差してあるのに気付き、
ふんわりとあたたかい気持ちになったところで、
「僕らのデビュー・シングルです」ということで「恋のT.K.O.」へ。
ドクターの喉の調子がずいぶん良い!高音もしっかり出てたと思います!わー!

umeda AKASOは昔バナナホールという名前で、ROLLYもよく観に来ていたとか。
ダストシュートから潜り込んで、ゴミまみれになって白井良明さんにデモテープを渡し、
それが後にプロデュースしてもらう縁になったそう。

そんなデビュー直前、すかんちはハードロック路線で行くのかポップ路線で行くのかを迷っていた。
結局「両方やろう!」ということになり、デビュー・シングルのA面はポップな「恋のT・K・O」で、
そしてB面はLED ZEPPELIN丸出しなこの曲になりました…と「ウルトラ ロケットマン
ポンプさんのボンゾ的なドラミングによるグルーヴ感が気持ちよくて大好きな曲!
「お〜んなのこ〜♪」「ビビデバビデブゥ〜♪」の掛け合いがとてもたのしい〜!

続いては、ドクター田中がマイクを握る!
「名盤の誉れ高き4thアルバム『OPERA』から」ということで、お待ちかね「恋人はアンドロイド」
パワフルに動き回り煽りまくりでちょっと本当にドクターが元気だ!

ROLLY「ひとつ質問していい?なんで今日そんなに元気なん?w」
ポンプさん「スッポンでも飲まはったんちゃうか」
ドクター「いや…休みが…」
博多の後1週間以上空いたからってことか?何にせようれしいぞ。
ドクター「…バナナホール、って言ったら怒られる?こんなに人が詰まってんの初めて見た。
酸素が薄くなるんで、今日はこっち(上手)側の前から5列目ぐらいまでの人らは、
呼吸控えめでお願いします。んで、こう、ステージの方に風を送る感じで」

続いてもOPERAより「恋するマリールー」
そして今回の記念盤にも入っている「恋のロマンティック・ブギ」。新録バージョンで披露。

インディーズで1000枚プレスしたのに100枚ぐらいしか売れなかったという、
すかんち幻の1st自主盤「オジタスの謎」にしか収録されていなかった曲を録り直したら、
こんなに素敵な曲に仕上がりました。と紹介された恋のカリキュラマシーン
ポップでオトナで甘酸っぱい、すかんちらしい1曲。
「昔ちょっとこういうの流行ったんですよ」と、間奏ではメンバー全員が交代でギターを演奏!
文明さんドクターポンプさんのギター姿なんて超レア!
ドクターは「カッティングの魔術師」というROLLYの振りを無視してボトルネック
そのあとちゃんとカッティングもやってましたが。

ROLLY「昔は25歳過ぎてロックバンドやってるのなんてアホだと思ってたのに、もう50歳です。
でも、最近はすかんちのお客さんにも若者が増えているらしい!
10代とかいるはずなんだよ!ハロー、10代!」\イエー!/ お、ちょっといる!
「ハロー、20代!」すかさずわたしも\イエー!/
「ハロー、30代!」「ハロー、40代!」このへんがやっぱり一番多かったみたい。
「まだいけるか?ハロー、50代!」「60代!」「70代…いや、もうやめときますw」
男性が増えたことについても、「僕の調査によると、昔はどんなハードロックバンドでも
ライブに来るのは女性だった。男が見に来るのはブランキージェットシティとハイロウズだけ!
君たちはどこに隠れてたの?どこから出てきたの?」
ギターキッズが多いんだろうなあ〜。だってかっこいいもの、そりゃ好きになるよ!
そして、ギター男子が夢中になれるバンドが今の若手には少ないのかもね。

後期のアルバムから「恋は最後のフェアリー・テール」「ロビタ」
手塚治虫好きとして、「ロビタ」には並々ならぬ思い入れがあるので、
記念盤に入っていること、そしてライブで聴けたことに感激。
原曲は「ダブルダブルチョコレート」収録なので参加していなかったドクターが、
イントロ前の電子音をiPad?を操作して出していた。ああ、今のすかんちのロビタだ!
思わず感極まって号泣。

曲が曲なので、比較的静かに拍手で讃えるオーディエンスに、
ROLLY「…静かですね。いや、いいよ、わかってるよ。
僕が永井ルイさんとKISS観に行ったときもそんな感じになって…
でもさ、もっと○○のライブ盤みたいに、ジャーン!て演奏終わったら\ワアアアアーーーー!!/って
盛り上がるといいと思う!」
以下、「ジャーーーーン!!」\ワアアアアアーーーー!!/を数回やらされるオーディエンス。
ROLLY「できるやん!!」嬉しそうで何よりだった。そして楽しかったw
ロビタで流した涙がきれいに乾きました。

「ミスター小川文明!」のコールを合図に文明さんのキーボードソロから始まったのは、
10月にも披露していたはっぴいえんど「かくれんぼ」のカバー。
すかんちの音楽性に一部取り込まれてはいるものの、本質として違う種類の音楽を彼らがやるのを
聴くのはとても新鮮。だけど、何しろ演奏技術が卓越しているので、安心して…というとおかしいけど
ひたすらうっとりと楽曲の世界に浸れる。
長いインプロから展開が移るときにROLLYが後ろを向いて、指揮者のように大きく手を振って
リズム隊に合図していたのが、とてもかっこよかった。

浮遊感漂う「Mr.タンブリンマン」
そして「恋のローラースケート」。これも記念盤に入っている新バージョン。
イントロとShima-changパート前後の展開が特に原曲とは全く違う感じになってます。
今回は、Shima-changパートはピンクのスポットを浴びたドクターが担当。

続いて「レターマン」!この曲はやっぱり盛り上がるし楽しい!後期曲ではダントツの盛り上がり。
本編ラストはおなじみの「恋の1,000,000$マン」
間奏が長〜く続き、ROLLYがなかなか2番を歌い出さずにいると、自然とオーディエンスから合唱が!
もちろん一緒に歌った!のだが、これはROLLY的には想定外だったらしく
(そういう振りかと思ったのに違ったのか!w)「最後まで歌ってくれる?w」とか言いつつ
ちゃんとROLLYが最後まで歌い、大盛り上がりでキメました!

「We want すかんち!」コールに応えて登場したポンプさん、サトケンさん、文明さん、ドクター。
ポンプさん「盛り上がってるとこすんません。昔は滅多に喋らなかったんやけど、
最近ちょっと喋ることを覚えましてw」
ポンプさん、サトケンさん、文明さんが順番に、笑いをふんだんに交えて各々の告知。
ドクターも何かあるらしく、途中まで言いかけておきながら
「今ちょうど連絡取り合ってるところで、もっと面白くなりそうなんで東京で言うわ」と。
気になるw

ROLLYも登場して、「MANGO JUICE」。文明さん大暴れ!
振り回したマイクのケーブルが抜けてしまう一幕もw
ROLLYが2回も文明さんにチューしてた!

そして最後の最後はやっぱり「恋のマジックポーション。もちろんオーディエンス大合唱。
ああ、終わってしまう…!という寂しさをこらえて盛り上がりました。

終演後、ROLLYが「2月9日、渋谷公会堂!笑顔でShima-changを迎えましょう!」とニッコリ。
ドクターが、キーボードに差してあったShima-changマークの旗を手で持ってアピール。
大きな声援の中で、キラキラに輝くこの日のステージは幕を下ろしました。

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ああ。ほんとに素敵だよすかんち
Shima-changがお休みしている間に、その穴を埋めるためなのかな、
メンバーもオーディエンスもすごく結束が強まってる気がする。
わたしがすかんちについて知っている期間はごくわずかだけども。

そして今回のライブが素晴らしかった大きな理由は、ドクターの好調だと思っていたりする。
わたしは個人的に、ドクター脱退後の「GOLD」「ダブルダブルチョコレート」の2枚は
アルバムとしてはあまりピンと来てない、いわゆる"初期派"のファンのようなのですが
(キーボーディストとしての文明さんは大好きなんですけどね。不思議。
 すかんちのサウンドには、文明さんの鍵盤だと整然としすぎな気がしちゃうんだな)
ドクターがキャラ的にも問題児wなのかな、というのはなんとなくわかっていて。
でも、だからこそ、彼の存在がうまく機能するだけで、バンドとしての色がとても
バラエティ豊かに発せられるようになる気がするんです。

DVDになっている06年の再結成ライブ。
ドクターはあまり声が出ていなくて、キーボードもほとんど文明さん任せで。存在感が薄かった。
でも、今回はあの公演に比べると機材もいっぱいで、
リコーダーという新兵器まで備えw(どの曲で吹いてたんだか忘れてしまったがソロがあった)、
高音コーラスも冴えわたっていたと思う。
なんというか、「ああ、ドクターが本気で頑張ってくれてる!」と思ったのです。

それってやっぱり、Shima-changの分を補おうとする気持ちから来てるのかなあとか、
そんな「本気で頑張ってる」ドクターをメンバーみんなフォローしてる感じがするなあとか。

要はドクターをすごく好きになってしまったライブでした。
再結成の舞台に彼がいてくれたことに感謝。

2月9日、渋谷公会堂
ずっと会いたかったShima-changを加えた、最強のすかんちを目の当たりにするのが、
今、ものすごく楽しみです。


【セットリスト(順番はあやふやです…)】
・OK, Baby Joe
・恋のT.K.O.
・ウルトラ ロケットマン
恋のカリキュラマシーン
・恋人はアンドロイド
・恋するマリールー
・恋のロマンティック・ブギ
・恋は最後のフェアリー・テール
・ロビタ
・かくれんぼ(はっぴいえんど)
・Mr. タンブリンマン
・恋のローラースケート
・レターマン
・恋の1,000,000$マン

Enc.
・MANGO JUICE
・恋のマジックポーション