バンブツルテン

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「ピース」(有頂天)

ピースピース
(1996/12/16)
有頂天

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画像があったのがこれだけだったので…
有頂天のアルバムはあと「でっかち」と「GAN」を持ってます。

新社会人としての1週目が終わりました。
まだ座学での研修2日+入社式しかやっていないので
「社会人って大変だわ〜」とか実感するには至っていないのですが
少なくとも同期とのスペックの差はひしひしと身に染みて感じています。
学生時代に充実した生活を送ることがこんなに重要になってくるとは…

私は大学での友人づくりに失敗しました。
高校と違って強制的にクラス分けされたりするわけじゃない環境で
サークルにも入っていなければ自分から積極的に動く以外に
交友関係を広げる方法はなかったわけですが、
私は内側へ内側へとこもる方向に行ってしまったので
結局本心をさらし会える友達は一人しかできませんでした。

そのせいでこういう性格になったのか、もともとの性格が災いしてそうなったのかは
わかりませんが、おかげで今も苦労しています。
ごく自然に周囲に合わせた「自分」を作り上げてしまい、それを演じることに
熱心になってしまうので、深い関係を築く以前に疲れ切ってしまうのです。

素の自分ってどんなんだったっけ?
高校の頃まで、自分はどんなふうに毎日生きていたんだっけ?
そう考えると、その頃の「自分のことしか考えておらず周りに嫌な思いをさせまくっていた自分」を
思い出してしまい、そうはなるまいと考えると、結局「自分」を作り上げる方向に行ってしまう。
それだって、「周囲から浮かないように」っていうのが念頭にあるわけで、
自分のことしか考えていないことに変わりはない。
むしろ、それが本来の自分ではない分、どこかに不自然さがあるだろう。

あーーーーーーーーーーーーーーーーーもう!
ラクに生きたい!

そんなことをゴチャゴチャゴチャゴチャ考えながら乗る帰りの電車で、
一番すっと聴けたのが有頂天でした。

ナゴムに興味を持った以上避けて通るわけにはいかない有頂天。
ひたすらナンセンスな歌詞やアバンギャルドな曲展開が気に入ってはいたものの、
そんなに熱心に聴いてはいませんでした。
でも、音楽を一生懸命聴く元気がない今、この音の軽さとやっぱりナンセンスな歌詞、
そして鬱陶しくない実験性が、すっごく気持ちいいです。

やっぱりオリジナルアルバム全部集めよう…
そんなことをぼんやり考えながら家路についたのでした。

来週は社外研修やら社長の講話やらとイベントが目白押し。
少しずつでも素の自分を取り戻すこと、質問力をつけることを目標に頑張ります。