バンブツルテン

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10/20・21

10/20・21は、筋少ライブ@リキッドルーム2days。
ヤフトピにも出てた件で、報道を見た直後はすごく心配だった。
中止でも延期でも振替でもなんでも受け入れると思った。
ずっとずっと楽しみにしてきた2daysだったけど、そんなことよりとにかく、
無理をしないでほしいと思った。

緊張しながら始まった1日目。オーケンはプロだった。
やはり気を張っているのか、いつものライブよりも歌詞間違いが少なくw、
声もよく出ていて、素晴らしいパフォーマンスを見せた。
ライブ中、そのことはもちろんおくびにも出さず、いつものくだらないMCも織り交ぜて、
会場のオーディエンスをめいっぱい盛り上げてくれた。
それはメンバーもサポートのふたりも一緒だった。
抜群のチームワークとプロ根性が漲ったステージだった。

1日目が素晴らしかったので、2日目は落ち着いて臨むことができた。
いや、本当はずっと動揺していたけど、考えないようにしていた。
でもそれは、1日目のオーケンの、筋少のパフォーマンスが、
そうさせてくれたんだと思う。

結果、2日目はさらに素晴らしいステージになった。
1日目のMCでネタになったランチパックがこの日もMCでずっと引っ張られて爆笑。
橘高内田ナイトということで激しい曲、面白い曲が多く、フロアの圧しもすごかった。
ものすごいセットリストだった。

ものすごいステージが終わって、追い出しSEはいつもの「SIGN」ではなかった。
大事なライブでOPSEに使われることの多い「聖地エルサレム」の、
すごく荘厳なアレンジのものだった。

これは、急遽用意されたものだったんじゃないかなと個人的には思う。

曲が終わった瞬間、どこからともなく拍手が起こった。
それは、オーケンと、筋肉少女帯という、素晴らしいバンドの、
この2日間の、本当に素晴らしかったステージに心を揺さぶられたオーディエンスの
敬意とか感謝とか、そういう感情がひとつの形になった瞬間だった。

ファン仲間と余韻をかみしめながら家に帰り、帰ってからも興奮が冷めず、
布団に入ったのは午前3時ごろだった。
そのときになって、初めて、涙がとまらなくなった。

どんなに大変だったろう、どんなに不安だったろう、どんなに辛かったろう。
乗り越えて敢然とステージに立ちプロの表現者としての仕事を全うした彼と、
彼を支えた、彼とともにあの素晴らしいステージを創ったバンドを想って泣いた。

変に美化されるのも特別扱いされるのも、彼らにとって本意じゃないことはわかってる。
でも、どうしたって、この2日間は、私の中で特別な2日間になってしまった。

彼を、彼らを、一生尊敬し続けようと。敬意をもって応援し続けようと。
改めて思った。

ありがとう、オーケン
ありがとう、筋少
大好きです。