バンブツルテン

観たり読んだり聴いたり行ったり考えたり

秋田犬とマンガの旅⑤横手・後編

1ヶ月以上経ってしまった。ようやく完結編。

***

16時ごろ横手駅に着く。この日は横手かまくら祭り。
ライトアップは18時からだが、駅周辺はすでに屋台や催しもので賑わっていた。
駅のコインロッカーは埋まっていたが、うろうろしていたらちょうど空くところに居合わせられ、
奇跡的に荷物を入れることができた。

駅構内で地元の高校生がジェラート販売をしていてちょっと気になったが、
一番食べてみたかったお米のジェラートが完売だったので見送り。

歩いて一番近いメイン会場の市役所周辺へ。

f:id:fumfumz:20260319101239j:image
f:id:fumfumz:20260319101242j:image

屋台はこの通りが一番賑わっていた。ここでまずはきりたんぽ鍋をいただく。

f:id:fumfumz:20260319101329j:image

あたたまったところで、近くの「かまくら館」を見学しつつライトアップを待ってから、
ぷらぷら歩いて各会場を巡る。
至る所にかわいらしいミニかまくらが。


f:id:fumfumz:20260319101502j:image

f:id:fumfumz:20260319101506j:image

f:id:fumfumz:20260319101511j:image

川沿いのミニかまくらの群れ。
f:id:fumfumz:20260319101608j:image
f:id:fumfumz:20260319101604j:image
気をつけて歩いていたのだが、結構ずぼずぼと足をとられてしまった。
雪靴を用意しておいて本当によかった…。

小学校の校庭。
f:id:fumfumz:20260319101749j:image
f:id:fumfumz:20260319101754j:image

ここまでは徒歩で回っていたのだが、やはりここまで来たら、
少し遠くの会場である横手公園にも行きたくなる。
そして歩く体力はもはや残っていなかったので(もっと荷物を減らすべきだった)、無料巡回バスを待つ。
市役所前からの乗客が多いため、他の停留所では空席ができにくいのだが、
かなり頑張ってバスを回してくれていたので、20分ほどの待機時間で乗車できた。

f:id:fumfumz:20260319102050j:image
まんが美術館のラッピングバスだった。
賑やかでテンション上がったが、イラストの解像度が低くて近くで見るとかなりガビってしまっているのが
ちょっと残念に思った。
運転手さんと前の席の乗客が、「まんが美術館、近くだけど行ったことない」という会話をしていて、
割り込みたくてしかたなかったが自重した。

f:id:fumfumz:20260319102300j:image
とにかく公園に到着。
ここで、かまくらの中で「あまえっこ(甘酒)」をいただけるやつに並んでみる。
4人1組でそれぞれ10分くらい?20分くらい待ったかなと思う。

f:id:fumfumz:20260319102838j:image
「あがってたんせー」と言われて中へ入り、まずはお賽銭を入れて水神様にお祈り。
その後、いただいたあまえっこを飲みながら、かまくらの作り方や今年の秋田の気候などについてまったりお話を聞く。
一基作るのに必要な雪の量、10トンとおっしゃっていたかな…。忘れてしまった。
(これだから、あまり時間を空けるものではない…)

満足したところで帰りのバスを待ち(ここでも30分ほど待った。体が冷えていてつらかった)、
市役所周辺に戻って、屋台で最後の秋田メシ、横手やきそばをいただく。

f:id:fumfumz:20260319103621j:image

食べておきたかったものをコンプできたので満足。

21時過ぎの電車で、宿をとっていた大曲へ。
明けて翌日直接職場へ出勤という、エクストリームな旅程を終えました。

f:id:fumfumz:20260319103859j:image


***

冬の秋田、天候が不安だったが幸い安定していたので、雪景色を満喫しながら楽しめて良かったです。
クマ問題が解決していつでも遊びに行けるのが一番ではあるけど、
冬遊びの魅力をたっぷり感じられる2日間になりました。
かなり強引な旅程ではあったので、また機会があればゆっくり行きたいな。

秋田犬とマンガの旅④横手・前編

いろいろあって更新の間が空いてしまった。

翌2月14日、朝8時ごろに宿を出て、まず電車で秋田から十文字へ。

f:id:fumfumz:20260307112752j:image
秋田駅前。かわいい。
f:id:fumfumz:20260307112756j:image
鳥の群れが飛んでいくのを見た。Geminiに聞いてみたら白鳥か真雁ではないかとのことだった。

十文字から増田蔵の町へバスで向かい、横手市増田まんが美術館へ。


f:id:fumfumz:20260307113001j:image

f:id:fumfumz:20260307112953j:image

f:id:fumfumz:20260307112957j:image

まずは企画展「つなげる!未来を創る!!マンガ原画展」を観る。

f:id:fumfumz:20260307113318j:image

前半は、この横手が中心となって進めているマンガ原画等のアーカイブ事業についての現状報告的な内容のパネル展示。


f:id:fumfumz:20260308230318j:image

f:id:fumfumz:20260308230315j:image

撮影不可の後半は収蔵作品からピックアップした個別作品の原画を年代順に、
各時代や媒体、作家の特徴などを含め、原画で見てこそ読み取れる情報と共に展示していた。
最後にあった「マンガ原画展」の歴史を振り返るコーナーも大変興味深くて、
近年爆増した個別作品や作家の商業展示とは異なる、あるテーマのもとに編まれる意欲的な集合展が、
少し前の時代まではわりとコンスタントに行われていたことを初めて認識した。
あと、1990年の「手塚治虫展」の図録を初めて見たけど、ものすごーーーく「権威」的というか、
国立美術館でやる意義の説明みたいなことに紙幅が割かれている印象を持った。面白かったです。

その後、常設無料エリア、アーカイブルーム、ライブラリーをひと通り見て回る。

f:id:fumfumz:20260308231351j:image
f:id:fumfumz:20260308231356j:image
f:id:fumfumz:20260308231342j:image
f:id:fumfumz:20260308231347j:image
先日のうっちー還暦記念ライブで話題に上がったらしい「マンガの描き方」を発見。
私もこの本は(のちの文庫版のほうだが)子どもの頃に読んでいて、
この本で起承転結の概念や帰納法・演繹法という言葉を知ったと記憶している。


f:id:fumfumz:20260308231713j:image

f:id:fumfumz:20260308231709j:image

f:id:fumfumz:20260308231705j:image

f:id:fumfumz:20260308231702j:image

マンガカフェで一休み。

蔵の町も本当はゆっくり見たかったし、アーカイブセンターも見学したかったのだが断念し、バスで横手駅へ。
この旅の最後の目的地に向かった。

秋田犬とマンガの旅③大館・後編〜秋田

再びバスで大館駅へ戻り、駅前の「秋田犬の里」へ。


f:id:fumfumz:20260225220124j:image

f:id:fumfumz:20260225220121j:image

f:id:fumfumz:20260225220211j:image

展示室では秋田犬について、ハチ公について学べる。

 

展示室には日替わり?で秋田犬さんが出勤している。
この日は美女に弱いらしい四郎くん。


f:id:fumfumz:20260225220454j:image

f:id:fumfumz:20260225220457j:image

遊ぶのが大好きだけど飽きるのも早いらしい。

おみやげを物色してから駅前へ戻ると、朝は雪に埋もれていたハチ公像の周りが除雪されていた。

f:id:fumfumz:20260225221620j:image

ここから約2時間、電車に揺られて宿泊地の秋田へ移動。
暖かい車内では本を読んだりうとうとしたりしてのんびり過ごし、
到着した秋田駅の駅ビルでの夕飯は、うろうろと迷った末に稲庭うどんをいただく。


f:id:fumfumz:20260225221956j:image

f:id:fumfumz:20260225222003j:image

f:id:fumfumz:20260225222006j:image

とりあえず名物だから…くらいのノリだったのだが、めちゃくちゃ美味しかった!

さらに、駅から徒歩10分ほどの宿へ向かう道で寄ったコンビニで、ご当地アイスの「ババヘラアイス」なるものを買う。


f:id:fumfumz:20260225222258j:image

f:id:fumfumz:20260225222255j:image

思っっったよりカチカチに硬かった上に、小雨がパラつきだし、食べ歩きで完食するのに難儀したが、味はとても好きだった。

夜20時ごろ、宿へ到着。
貸切の檜風呂が使える宿はサイコーでした。

秋田犬とマンガの旅②大館・前編

行きはANAの羽田〜大館能代空港。
旅程を決めたのが先だったか、セールの情報をキャッチしたのが先だったか定かでないのだが、とにかく大館に行くには飛行機のほうが便利なようなのだった。

帰りはそのまま職場に出勤する予定だったので、荷物にはPCとiPadが含まれる。
最近の羽田は保安検査の際にPCを外に出さなくても良いので助かるな〜と思っていたのだが、
上着類を全部脱ぐ必要があるのはちょっと面倒だった。
(この旅に備えて用意し満を持して履いていったスノーブーツも要履き替えだった)

何はともあれ時間通りに出発。

f:id:fumfumz:20260222220707j:image
富士山見えた。

f:id:fumfumz:20260222220901j:image
f:id:fumfumz:20260222220858j:image
空港がかわいい。

 

空港から大館駅へバスで移動し、
まずは大館駅前の「花善」さんでランチ。

f:id:fumfumz:20260222221050j:image
鶏めしハーフ¥700という選択肢があり、大変ありがたい。
美味しかった。


今回、秋田犬保存会さんの本部には行きたいというのは最初からあったのだが、せっかくなら、もっと秋田犬とお近づきになれる場もないものか…と思っていたところ、「秋田冬アソビ」キャンペーンサイトで、「秋田犬カフェでふれあい」というプランを発見。
ありがたーい!というわけで予約していたこちらに向かう。駅からはバスで10分ほど。

f:id:fumfumz:20260222221853j:image

f:id:fumfumz:20260222233310j:image
陸奥くんと源太くん
f:id:fumfumz:20260222233304j:image
写真展もしていた。

飲み物オーダーから席時間30分、うち好きなタイミングでふれあいOKというシステム。
(これはキャンペーン用のプランで、普段の営業形態と少し違うかも)

10分ほどまったりしてからいざ、ふれあいに臨んだ(中に入れてもらった)…のだが、
源太くんになぜかめっちゃ警戒?されて吠えられてしまう。
落ち着くまで、ということで源太くんは奥につないでもらう形になった。
f:id:fumfumz:20260222233300j:image
ごめんね

一方、陸奥くんは終始まったりのおくつろぎムード。
おずおずとモフらせていただいたが、嫌がるそぶりを見せないどころか、マジで全く動じていない。
f:id:fumfumz:20260222233306j:image
f:id:fumfumz:20260222233314j:image
すごく近づかせてもらった

その後、秋田犬オーナーさんだというお客さんが訪ねてきてめっちゃ賑やかになる一幕などもありつつ、
やがて源太くんもモフらせてくれるようになり、最終的にはどちらもしっかりモフモフさせていただきました。
謎の遠慮を発揮して(あと、自分が写真に写ることが好きでないということもあり)、モフモフ中の写真を撮ってもらわなかったことを少しだけ後悔している。
可愛かったなあ…。

 

この後、徒歩10分ほどの距離にある秋田犬会館さんへ移動。
会館は臨時休業中だが、平日なら事務所に秋田犬さんが出勤しているという情報があったので(それに合わせて平日の訪問にした)、
こちらもおずおずと中に入らせていただく。

f:id:fumfumz:20260222234434j:image
f:id:fumfumz:20260222234436j:image
いたー!
f:id:fumfumz:20260222234440j:image
SNSでよく見ている光景…!
f:id:fumfumz:20260222234430j:image
くろぎんはじめ、秋田犬さんたちのお写真とグッズがたくさん。
f:id:fumfumz:20260222234426j:image
特大マサル、欲しくなっちゃうな

くろべえへのありがとうの気持ちを込めて、グッズを買わせていただきました。

2026/2/13-14 大館〜横手 秋田犬とマンガの旅①

個人的な節目を迎えた記念に、2026年2月13日〜14日にかけて、秋田旅行に行った。
秋田犬保存会さんのSNSにいつも楽しませてもらっているひとりとして、一度訪ねてみたいと思っていたこと、
仕事で過去に少し携わっていながら、リニューアル後に訪問できていなかった横手市増田まんが美術館で開催中の、「つなげる!未来を創る‼︎マンガ原画展」に行きたかったことが主な動機。
さらに、行こう、と思ってリサーチを始めたところで「秋田冬アソビ割」キャンペーンのSNS広告が現れて、ありがたくクーポンを使わせてもらったという、
なんというかいろいろタイミングの良い旅になった。

秋田冬アソビ割 | 誰と行く?冬の秋田 ~Winter in Akita 秋田県冬の大型観光アフターキャンペーン~

久しぶりにブログのこのカテゴリでちゃんとまとめておこうと思う。

f:id:fumfumz:20260220093532j:image

不惑

になった。

惑っていないかと言われれば全然惑っている気がするし、ある意味では覚悟が決まったというか腹がすわったというか諦めがついたというか、みたいなのところもある。そう、「惑わない」は「諦める」に似ている気がするよな。

オーケンのお誕生日の2日後、手塚先生ご命日の翌日というこの日付に、これからも勝手に意味を見出し続けていきたいと思う。

適度に諦めて、腰を据えて、生きていくために、SNSからはやはり距離を置く必要があるな。

絶望したくなってしまう情勢にため息をついていてもしかたがないのだ、おそらく。

f:id:fumfumz:20260210004349j:image

マイナポータルが祝ってくれた(?)。

f:id:fumfumz:20260210004352j:image

ひさしぶりに読んだが、大阪万博を体験してから読む『ふたりは空気の底に』はちょっと違う味わいがあって良かった。

好きだった場所

X(旧Twitter)から本格的に距離を置きたいと思っている。

16年前、出会った頃のTwitterは未知のツールだった。
いわゆるSNSにはmixiで初めて触れた世代で、知ったきっかけもmixiからだったと思う。
(アカウントを作ったきっかけはおいちゃん:筋肉少女帯のギタリスト、本城聡章さんだが)
なのでその延長で、リアルでの友人知人とのコミュニケーションをしつつ、どうでもいい独り言を呟きつつ、好きなマンガ家や作家やミュージシャンをフォローする、という使い方を当初はしていた。

やがて、自分が筋少のライブに行くようになったあたりを境に、筋少ファン仲間(いわゆる「筋少クラスタ」)とのコミュニケーションが活発化した。
そもそもの出自が「マイクロブログ」であったTwitterは、それぞれの独り言を通じて、投稿者の人となりをなんとなく知るのに長けていて、相手の「なんとなく自分と近しいかもしれない」要素を見つけやすいツールだった。
自分の体験したこと、感じたこと、考えたことを瞬発的に、気軽に言葉で表現することができる場でもあり、それでいて無闇な相互干渉は発生しづらく、ちょっとしたリアクションや意見交換をポジティブに楽しめる空間でもあった。
ちょっと楽しい、とても嬉しい、すごく貴重な瞬間をたくさん、数えきれないほど味わった。
2019年頃までの間、おそらく自分にとって、一番大切にしたい場だったかもしれない。

その時点でも、すでに、たとえば2015年頃の和やかさは消失し、だいぶきな臭い場所になっていたTwitterは、その名を捨てることを余儀なくされてからは特に、完全にインプレッションのためのアテンション稼ぎが何よりも優遇され、倫理に悖る判断が横行する空間になった。

楽しい、嬉しい、貴重な瞬間を共に過ごした人々は、体感として、その半分ほどが、さまざまな理由で、すでにあの空間から姿を消している。
残り続けている人ももちろんいる。だから、距離を置くことに難しさがつきまとう。
でも、自分は今の状況を決して支持しないし、なんというか、あれがこのまま勢力を持ち続けることは、世界にとって非常にマズいことであると感じている。

私ひとりが離れたところで何も変わらないかもしれないが、雨垂れの一粒くらいにはなれるかもしれない。嫌だなあと思うことそのままにしてたらたましいが腐るからね。

アカウントを消しもしないし、必要に応じて引き続き使わざるを得ないのは変わらないが、自分のために、意志表明だけしておきたい。

さようならTwitter、大好きだったよ。

せっかくこのブログをぼんやり維持し続けてきたのだから、改めて今後はもう少し活用していきたいな。