「SISTER STRAWBERRY」(筋肉少女帯)
1 マタンゴ
2 キノコパワー
3 夜歩く
4 日本の米
5 ララミー
6 いくじなし
廃盤でamazonへのリンクが貼れないので画像のみ。
筋少のメジャー2ndにして80年代筋少の最後のアルバムです。
いまだに筋少の最高傑作にこのアルバムを挙げる人が多いのも
さもありなん、というしかない内容です。
パンク、ハードロック、プログレが混在した音自体は1stからの延長ですが
このアルバムではエディの超絶ピアノに加えてテクニシャンなドラマーの
太田さんとスーパーギタリストの横関さんが参加したことで、
技巧的な面では1stとは比べ物になりません。音もいいしね。
個人的には「聴いたことのない音楽」の集合という印象で
とにかくインパクトが強かったです。
特にギターとピアノの壮絶バトルが繰り広げられる2、
バカすぎる(オーケンいわく「筋少で一番偏差値の低い曲」らしい)4、
演劇性の強い6。世界観の振れ幅が大きすぎて混乱しますw
『筋肉少女帯自伝』で橘高さんが言っていましたが、
筋少の音楽はオーケンの詞と歌がなければすごく整合性の取れた
ものになるんだろうなというのがこのアルバムからも感じられます。
そして、整っていないからこそ筋少は魅力的なのだということも。
普通の日本のロックが退屈に感じてしまう人は是非聴くべき。