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甲虫の足跡をゆるく辿る〜英国ロンドン・リヴァプールの旅(4)さらば港町!リヴァプール巡礼からのロンドンで日本人らしく年を越すの巻

2012/12/31
引き続きリヴァプールの旅、ここからは、マシュー・ストリートを歩いて回ります。

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キャバーン・ウォーク・ツアーのガイド、スティーブさんは気さくで優しい素敵な人でした。
当時のキャバーン・クラブは一度なくなって移転しているのですが、
その移転前のキャバーンで最後にポールがやったライブのお客さんは100人。
50人が関係者、残りの50人が一般のお客さんで、スティーブさんはその50人の中の1人だったそうです!

キャバーンの名を冠したパブの壁には、かつてキャバーンに出演し、
ここから世界へ羽ばたいたミュージシャンたちの名が刻まれている。
4人に加えてピートとステュもちゃんと並んでます。

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ストーンズザ・フー、クイーン、クラプトン、オアシス!
椅子檀家としてはバッジーにもニヤリ。

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で、こちらが現在のキャバーン。

意外なことに、キャバーンではお酒を出していなかったそうで、
ビートルズはライブの前に、通りの向かいにあるグレープスというパブでビールを飲んでから出演していたとか。

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グレープスとその店内。

ビートルズのメンバーが楽器を買っていたHESSY'Sという楽器店の跡地も見学。
ブライアン・エプスタインがマネージャーになって最初にした仕事は、
彼らがHESSY'Sでためていたツケを支払うことだったとか。
その数年後、すぐ近くにできた楽器店からメンバーは貴重な楽器を贈られたそうで、
たった数年で立場が一転したという話。

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グレープス近くのエリナー・リグビーの像。

キャバーン・ウォーク・ツアーはここで終わりですが、
この後、スティーブさんはアルバート・ドックにあるビートルズ・ストーリーまで車で送ってくれ、
日本語のオーディオガイドまで借りてくれました。
スティーブさん、通訳さんとはここでお別れ。ありがとうございました!

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ビートルズ・ストーリーは、ビートルズの歴史を辿るミュージアム。
中ではハンブルク時代に出演していたカイザーケラーや「マージー・ビーツ」編集室、
ネムズレコードの事務所、イエローサブマリンアビーロードが細かく再現されていてとても楽しいです。
個人的には、出口にある解散後の4人それぞれのコーナーにぐっときた。
ジョージのコーナーでは「マイ・スウィート・ロード」が流れていました。

16:44発のロンドン行きの列車に乗り、リヴァプール紀行はおわり。
時間があまりなくて駆け足になってしまったのが残念!
次に来るときは、ぜひ滞在してゆっくり見て回りたいと思います。英語勉強しなきゃだなー。

ロンドンに戻ると、カウントダウンに向けて街は大にぎわい。

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ロンドン・アイでの花火が目当ての人で溢れかえる雑踏をかきわけ、日本料理店「イート・トーキョー」へ!
目的はただ一つ、年越しそばを食べること。
似たような日本人がいるかと思いきや、店内は中国・韓国のアジア系が多いようでした。

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この旅で唯一、おビールをいただく。
わりと弱いので、ラガーのハーフパイントです。

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トラファルガー広場の喧騒をよそにホテルへ戻る。

BBCニュースでカウントダウンと花火の中継を見て、死んだように眠りました。