バンブツルテン

観たり読んだり聴いたり行ったり考えたり

「THE SHOW MUST GO ON」(筋肉少女帯)

THE SHOW MUST GO ON【初回生産限定盤】THE SHOW MUST GO ON【初回生産限定盤】
(2014/10/08)
筋肉少女帯

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1.オーディエンス・イズ・ゴッド
2.労働讃歌
3.ゾロ目
4.霊媒少女キャリー
5.ムツオさん
6.みんなの歌
7.月に一度の天使(前編)
8.愛の讃歌
9.月に一度の天使(後編)
10.恋の蜜蜂飛行
11.吉原炎上
12.気もそぞろ
13.ニルヴァナ

発売から1ヶ月半が経過し、レコ発ツアーも大団円を迎えた後にノコノコと更新。
待望の、なんて言葉では到底この気持ちを表現しきれない。
4年4ヶ月ぶりの筋少のオリジナルアルバムです。
以下は、アルバムの感想というよりは、自分がこのアルバムに持つ様々な想いの吐露。

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リリースが発表されたのは、4月の2daysの2日目でした。
あの、「ニューアルバム発売決定」の言葉をどれだけ待ち望んでいたことか。

それはもう、2011年以降のライブのたびに、ひょっとして…とその告知を期待した。
でも、一向にその気配がなかったので、オリジナルアルバムを作るということが
途方もないエネルギーを必要とするのだろう、という想像で、自分を納得させていた。
この4年4ヶ月の間に、DVDのリリースはいくつかあったけれど、
それがトイズからの発売ではなくなったことから、少し「大人の事情」を想像してもいたと思う。

だから、去年の5月に徳間ジャパンから「4半世紀」が発売になった時、
少し状況が変わったと思ってドキドキした。
6月の中野サンプラザで、1年かけて25周年のお祭りをします!という発表があった時、
もしかして、このメモリアルイヤーは、セルフカバーベストに始まり、
オリジナルアルバムに終わるのでは?と。
果たしてそれはほぼその通りで、25周年イヤー残すところ2ヶ月の、
4月のライブで発表となったのでした。

アルバムタイトル「THE SHOW MUST GO ON」が発表になったのが7月。
最初に見たとき、実は、なんだかこのタイトルが、オーケンの、そしてメンバーの
悲壮な覚悟のあらわれのように見えて、少しだけ苦しさを感じてしまった。
今だからあえて言ってしまうと、「これが最後のオリジナルアルバムかもしれない」みたいな覚悟。
この重みを受け止めなければ、というような、変に真面目な心境になった。
しかしその後のライブを通じて、そして実際に発売になったアルバムを聴いて、
そういうふうにこのタイトルを受け止めてしまった自分を恥ずかしく思った。

このアルバムで歌われているのは、ショウを続けてきて、これからも続けていくことの喜びや、
ショウを全力で享受し、エネルギーを打ち返すオーディエンスの姿、
また、それに対してのバンドの心情。
そこにあるのは悲壮感では決してなくて、ただひたすらに真摯で前向きなパワーだった。
そういう、バンドとファンの関係をストレートに歌っている1,6,12が
ちょうど最初・中央・最後(から2番目)に配置されていることで、
タイトルとの整合性がとてもわかりやすく取れているというか、
完成されたコンセプチュアルなアルバムになっていると思う。
(かと言って完全に美しく終わるのではなく、最後の最後に13でひっくり返されるのも含めて、
筋少らしさ」をパッケージングしたようなコンセプトアルバムだと思う)
そして、その合間にある楽曲たちも含めて、全ての曲が、ものすごく強いパワーを持っている。

思えばこの4年4ヶ月の間、いろいろなことがあった。
私の個人的なことを言うと、ちょうど蔦Qツアーで初めてライブに行き、
行ける範囲の筋少のライブにはほぼ全通するようになった。
ファン仲間とはTwitterのタイムライン上だけで語り合っていたのが、
いつしかリアルでライブ前後にわちゃわちゃしたり、
ライブがなくても会って飲みに行ったりするようになった。
たぶんそれもあって、筋少に対する思い入れがどんどん大きくなった。
その気持ちは、ライブやイベントで、全力でメンバーに対して表現してきたつもりでもいる。

そして筋少メンバーは、通常のライブ以外に「筋少拡散波動砲」企画や、
メンバーがゲストの「のほほん学校」、橘高さん主催の「club Dream Castle」といった、
ファンとの距離が近づくイベントをたくさん行うようになった。
おいちゃんと橘高さんはFacebookを始め、ライブやイベントの後には
長い文章でファンへの想いを綴って届けてくれるようになった。

たとえばそういうことを通じて、バンドとファンの関係がより強化されたとメンバーが感じて、
その思いが結実して今回のアルバムに落とし込まれたのだとしたら、
この作品には、この4年4ヶ月の間の我々ファンの思いも込められているのかもしれない。

某誌のインタビューで橘高さんが、「初めて『復活』ということを意識せずに作れた」というような
趣旨の発言をしていた。
個人的には、前作の「蔦Q」の時点でそういうふうに思ったのだけど(こちらでちょっと書いた)、
メンバー的には、少なくとも橘高さんの中では、まだ完全に「復活」から抜け出せていなかったらしい。
4年4ヶ月空いたことが、その間にいろんなことがあったことが、
バンドの状態を次の段階に進めることに一役買っていたのなら、
この4年4ヶ月は大変に、大変に有意義な時間だったのだなと思える。
その期間に立ち会えて、この作品が世に出る一助となれていたのなら、
こんなに誇らしいことはありません。

リリースツアーで聴けなかった7,9,13が、年末リキッドで聴けるといいな。
筋少のすべてを、欲しがり神様は欲しがり続けますよ!

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楽曲個々の感想を全く書いてないっていうね。完全にツイートして満足してる感…
握手会には残念ながら行けなかったのですが、ファンがみんな筋少のことをとても愛していて
筋少も、筋少というバンドとファンのことを大切に思ってくれているという両想い感にあてられました。
本当にありがとう。筋少大好きだ!

2014年上半期面白かったマンガまとめ

新職場に来てから3週間が経過します。
おつかいと単純作業から少しずつ勉強の日々。


もはや7月も下旬ですが…
上半期終わりということで、6月までの間に読んだマンガのピックアップでも。

田畑由秋,大熊ゆうご 『ヤングブラック・ジャック』(秋田書店 既刊6巻)

ヤングブラック・ジャック 1 (ヤングチャンピオンコミックス)ヤングブラック・ジャック 1 (ヤングチャンピオンコミックス)
(2012/05/18)
田畑 由秋、大熊 ゆうご 他

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昨年あたりから話題になってるなあとは思っていたんですがなかなか手に取る勇気がなく。
思い切って読んでみたらとても面白いです。
手塚オールスターを贅沢に使って、ブラック・ジャックがああいうキャラクターに成長した過程を
丁寧に想像して描写している。
秋田書店のドル箱BJを使った数々の企画には首をかしげたくなるものもいくつかありましたが、
この作品は、原作の世界観と手塚キャラクターたちへの愛情とリスペクトを十分に持った上で、
今の時代に合ったマンガへの換骨奪胎を試みていて、好感が持てる。
あと黒男さんはじめとする主要キャラたちの色気が凄まじくて、その方面の盛り上がりにも寄与しそう(笑)。
時系列があっちこっちに飛ぶのが少しわかりづらいかな。それも『火の鳥』みたいで面白いけども。

■谷 和野 『いちばんいいスカート』(小学館 全1巻)

いちばんいいスカート (フラワーコミックスアルファ)いちばんいいスカート (フラワーコミックスアルファ)
(2014/03/10)
谷 和野

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表紙とタイトルとためしよみの表題作に惹かれて購入。
親しみやすいかわいいお話にとどまっている表題作に続いて、どんどん不思議で深遠な
(でもあくまで平易でちょっとユーモラスな)世界が登場してくるのが面白い。
24年組大島弓子?)っぽさもほんのり感じつつ、でもとてもフラットな、
あまり体温を感じさせない作風はとても今っぽいとも思う。
この人は追いかけたいなー。

■朝田ねむい 『兄の忠告』 (プランタン出版 全1巻)

兄の忠告 (Canna Comics)兄の忠告 (Canna Comics)
(2014/01/27)
朝田 ねむい

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Twitterでフォローしている方がすすめているのを見て。
これ、BLコーナーだけに置かれるのは本当にもったいないし、
帯の「こんなBL見たことない!」というコピーもどうなん…という気がする。
系統としては石川雅之さん、石黒正数さんとかと近いエリアに分類できそうな、
奇妙でちょっとキュンとする短編集だった。
ひどい(褒め言葉)ペンネームも含めて飄々とした雰囲気が好き。
最後の一編以外はBL未満なので多くのマンガ好きに読まれてほしいと思います。
どうでもいいけど、プランタン出版って聞いたことないなと思ったら母体はフランス書院なのね。

■あきやまひでき 『かびんのつま』 (小学館 既刊1巻)

かびんのつま 1 (ビッグコミックススペシャル)かびんのつま 1 (ビッグコミックススペシャル)
(2014/04/30)
あきやま ひでき

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化学物質過敏症」なる病気に悩まされる奥さんと自分の生活を綴った自伝、エッセイ的作品。
回想の形で語られているのが気になる…8月に2巻発売。

武富健治 『惨殺半島赤目村』 (泰文堂 全2巻)

惨殺半島赤目村(1) (アース・スターコミックス)惨殺半島赤目村(1) (アース・スターコミックス)
(2013/02/12)
武富健治

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目を背けたくなる、B級感溢れる伝奇でスプラッタでホラーでパニックなサスペンスに仕上がりました。
武富さんの作風が一番活きる方向性の一つな気がする。素晴らしい。
鈴木先生が友情出演しています。

■清家雪子 『月に吠えらんねえ』 (講談社 既刊1巻)

月に吠えらんねえ(1) (アフタヌーンKC)月に吠えらんねえ(1) (アフタヌーンKC)
(2014/04/23)
清家 雪子

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萩原朔太郎はわりと現代のおたくたちに愛好されている詩人のイメージがあったので、
こういう題材として取り上げられることに意外性はないし、
そういう目線でも充分に楽しめるつくりになっているけれど、周辺の人物も含めて、
それぞれのキャラクターへの落とし込み方はイマジネーションに富んでいて面白い。
いろんな層から注目されそうな作品。

■宮崎夏次系 『夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない』 (講談社 全1巻)

夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない (モーニングKC)夢から覚めたあの子とはきっと上手く喋れない (モーニングKC)
(2014/05/23)
宮崎 夏次系

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この人はやっぱり天才だと思う。成長する天才。
現時点で単行本になっている3冊の中で、今作が一番好き。
静謐なようで暴力的なほどに激しく読み手の感性を揺さぶってくるこの人の作品は、
すごく変な表現だけど、極彩色の音楽のようなマンガだと思う。
あと、第一話の擬音とその描き文字の存在感がすごい。プロペラさんのケータイが鳴るシーンにゾクッとした。

職を転じる

久々に身辺に大きなできごとがあったのでこのカテゴリを更新。

来月いっぱいで現在勤めている会社を辞め、別業界に転職することになりました。
なりましたというか、しました。

決意したきっかけはまあ会社の人の一言だったりはしたのですが、
何よりも大きな理由は、口幅ったいようですが、夢ができたことです。
その夢に向かうためのスタートラインに立とうと思ったら、29歳はギリギリの年齢であると判断しました。
ネガティブな要素ももちろんゼロではないですが(大抵の転職者はそうだろう)、
そういう意味では、とても前向きな転職です。
今の会社、お世話になった先輩、慕ってくれた後輩にはとても感謝しているし、
何よりも自分の人格に大きな影響を与えてくれた上司のことは、一生尊敬し続けます。

誰にでもフラットな態度で接し、時には厳しいことも言うけれど決して見捨てはせず、
仕事とプライベートをどちらも等しく大切にしているバランス感覚も絶妙で、
とはいえ完璧ないわゆる「デキる」タイプではなく、失敗もするし、愚痴も言う。
けれど、そのしなやかな人間性に心から憧れたし、彼の下で働いてきた3年半、
「こういう人間になりたい」「この人のために頑張りたい」と強く思ってきました。

転職を決めた今も、この人と一緒に働けなくなることだけが涙が出るほどに未練ですが、
いつか笑顔で夢をかなえた(ないしは、夢に近づいた)報告ができたらいいなと思います。

湿っぽい内容だけでも何なので。
今回の私の転職に大きな影響を与えた本を3冊挙げておきます。

・『雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった』(雨宮鬱子/宙出版

雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった (Next comics)雨宮鬱子の証券会社で働いたらひどい目にあった (Next comics)
(2013/10/26)
雨宮鬱子

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この本が、「転職しようかな」を「転職しよう」に変えさせた1冊な気がする。
著者は表題の通り証券会社で働いて鬱を発症し、好きな絵を仕事にすることを志し、
地道にWebマンガを描き続け、実際に実録マンガ本の出版までこぎつけている。
もちろん深い理解のある旦那さんの存在は大きいでしょうが、その意志の強さは素直に称賛したいなと思います。
「自分に何も無いと思い込むことは怖い 心の病魔にのぞかれてしまう」というモノローグが一番響いた。
ぼろぼろ泣いてしまった。

・『はじめての転職100問100答』(梅田幸子/アスカビジネス)

はじめての転職100問100答 (アスカビジネス)はじめての転職100問100答 (アスカビジネス)
(2009/06/23)
梅田 幸子

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で、「転職しよう」と思って本屋でとりあえず手に取ってみた本がこれでした。
本当にわかりやすいというか、卑近なというか、ぼんやり転職しようかなーと思った人間が考える疑問に
丁寧に触れられていて、目を通してみてよかった。

・『あなたの天職がわかる最強の自己分析』(梅田幸子/中経出版

あなたの天職がわかる 最強の自己分析あなたの天職がわかる 最強の自己分析
(2009/01/21)
梅田 幸子

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で、前掲書の中で触れられていた同著者の自己分析本に手を伸ばしました。
(ちなみに私はKinoppyから出ている電子版を使いました。ビジネス書・実用書には特に電書は有用だなー)
自己分析って、新卒で就職活動をしていたときは全然ピンと来なかったし、何ならバカにしていたけど、
今回はとても意味があるように思えたし、実際丁寧にこの本のワークをこなした結果、
2社受けて1社通って1社は最終で辞退、というあっけにとられるほどスムーズな転職活動になりました。
でも、改めてちゃんとやってみたら尚更、自己分析って一度働いてみてからじゃないと
あまり意味がない気がしたなあ。私の想像力が貧困なのかもしれないけど、
自分の働く姿をイメージしながら自分を分析するのは学生には難しいと思う。

そんな最近でした。
この転職が成功かどうかは働き出してみないと何とも言えないとは思いますが、
自分の中に芯のようなものができた自覚はあるので、きっと、たぶん、頑張ります。

2014年1-3月映画感想まとめ

またずいぶん放置してしまった。PCが不調です。
思うところあってブログをちょっとちゃんとしたいので、買い替えてブログも引っ越そうかなあとぼんやり。

きっと、うまくいく」以降、すっかり映画にハマりまして、週1以上のペースで映画館に足を運んでいます。
この3ヶ月に観た作品の感想をざざっと。

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きっと、うまくいく 3 IDIOTS

こちらを参照。

鑑定士と顔のない依頼人 THE BEST OFFER (2014/1/14)

邦題に惹かれて行ってみました。
ぶっちゃけ、話が消化しきれずいろいろ解説を見てしまったのですが
すごく脳みそを使った映画だったなー。観た後の疲労感がすごかった。
不安を煽る映像は好きだなと思いました。

かぐや姫の物語 (2014/1/15)

観た劇場がいまいちな環境だったのですが、そんなの気にならないくらい良かった。
もはやどうやって作画したのか想像すらできない、筆のようなタッチとなめらかな動きに唖然。
予備知識ゼロで観たので、思いのほかストレートな竹取物語でちょっと驚いたけど、
捻りがないだけ安心して没頭できた感じ。迎えが来るシーンの演出で無性に涙が出て参った。

◆オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主 ODD THOMAS (2014/1/16)

新宿バルト9で1週間限定公開!
評判が良いのでふらりと観に行ってみました。
主人公ふたりの”超能力者の男と一般人の女が共闘”という関係性や、
笑えるグロテスクさにネウロに近いものを感じた。
ポンポンと軽快に進むストーリーと最後の最後での種明かし、魅力的なキャラクターたち。
娯楽性に溢れた楽しい映画でした。続編を期待!

キック・アス KICK ASS (2014/1/19)

続編公開が間近に迫り、評判は聞いていながら未鑑賞だったこちらも
レンタルで見ようかなーと思っていた矢先、
シネマイクスピアリで上映されるということで行ってきました。
感想としては、期待しすぎてしまったかな?という感じ。
クロエちゃんの可愛さが正義なのはよくわかった。

ヌイグルマーZ (2014/1/25)

オーケン原作!特撮が主題歌と挿入歌を担当!
舞台挨拶付きの初日に観てきました。
バカでゾンビでアクションでカワイイ映画として個人的には面白く観賞。
井口監督の作品好みかも?と思った。
オーケンが、「原作とは全然違う、けど面白い」と繰り返していたのがよくわかる。
まったく別種の魅力を持ったひとつの作品として完成していた。
小説「縫製人間ヌイグルマー」の映画化だと思って観に行ってしまった人は脱力したのでは。

◆愛しのフリーダ GOOD OL' FREDA (2014/1/29)

ビートルズの秘書をしていたフリーダさんのインタビューをメインにしたドキュメンタリー。
これは、リヴァプール行ってから観られて良かったな。
知らない、知る由もない、メンバーたちのエピソードを少しずつ語るフリーダさんは、
キュートで愛すべき頑固者な印象ですてきだ。
フリーダさんが今になって語ろうと思った理由がとっても個人的なもので、
でもジョンのエピソードと重なるものがあるなあと思って、
人の生き方や考えってそれがきっかけで変わるものなんだなー。

オンリー・ゴッド ONLY GOD FORGIVES (2014/1/29)

TL上の前評判で気になって鑑賞。
怖!痛!誰!? ??????という感じだったけど、映像のトランス感はすごかった。

◆ラッシュ/プライドと友情 RUSH (2014/2/2)

ニキ・ラウダって聞いたことあるな?と思って、
ジョージが「Faster」の題材にした人じゃなかったっけ?と思い当たったのが
観に行く気になった動機で、元々F1についての知識や興味は皆無でした。
それが観に行ってみたらとても良かった。
とても明快でわかりづらいところがひとつもない、男同士の熱い戦いの物語なんだけど、
シンプルな分登場人物一人一人や、衣装や、音楽や、一つ一つのエピソードが丁寧に作りこまれていて
偉そうな言い方をすると、すごく完成度の高い映画。
運動神経死んでてクルマに全く興味ない人間でも、
F1という競技に取り憑かれる人がいるわけがよくわかる作品だった。
あのモーター音の快感とレースの緊張感はハマるだろうなー。
今は人が死ぬようなことはない安全な競技だということを差し引いても。

Kinki Kids主演の吹き替え版も観ましたが、ラウダがちょっとかわいらしすぎるという感想でした。
こーいちさんはなかなか良かったと思う。ハントの方が役としてもやりやすそうだけどね。

アメリカン・ハッスル AMERICAN HUSTLE (2014/2/5)

あまり興味を持ってなかったんだけど、面白いという声が多かったのでなんとなく鑑賞。
最初はちょっと話についていくのが大変だったけど、最終的には「面白かったー!」という感想に。
「鑑定士と〜」と同じくらい観ながら頭を使ったような印象。
役者陣の演技と音楽の使い方がツボにハマったな。監督のほかの作品に興味がわいた。

ウルフ・オブ・ウォールストリート THE WOLF OF WALL STREET (2014/2/5)

これは完全に合わなかったなー。
億万長者がひたすらセックスとドラッグの日々に明け暮れやがて失墜する、でも…という映画であった。
乗れれば笑えたんだろうけど、途中で飽きがきてしまってつらくなってしまった。
描きたかったことはわかるし、こういうのが好きな人がいるのもわかるけどね。

◆神様がくれた娘 GOD'S OWN CHILD (2014/2/16)

インド映画が観たい!と思い渋谷まで出向きました。
あたたかいドラマなのに結末が辛くて号泣してしまった。
こんなのって…こんなのってないよー(レイアース

◆なんちゃって家族 WE'RE THE MILLERS (2014/2/19)

ノーマークだったんですが、楠野さんのオススメにつられて観てきた。
少々ご都合主義ながら(まあコメディだしね)、とにかく笑えて、イイ話になり過ぎない、
スパイスのきいている感じがとても好みでした。「きっと、うまくいく」の次に声出して笑ったなー。
パロディの元ネタが全部はわからなかったのが残念。

キック・アス ジャスティス・フォーエバー KICK-ASS 2 (2014/2/23)

キック・アスがイケメンすぎるのではあるまいか。
クロエちゃんはあいかわらずかわゆい。

アナと雪の女王 FROZEN (2014/3/14)

絶賛大ブレイク中ですね!映像、音楽、人間味あふれる登場人物たち。すべてが最高。
何だか別に泣くようなシーンでもないのに涙が出てくるのは、
あの夢の国のユートピア感と現実の乖離がせつないのかな…
最初に観たときの唯一の違和感だったハンスのキャラクター性については、
ここの解説でものすごく腑に落ちると同時に、これを確かめるべくもう一度観たくなってしまったという。
表面的にはよくできたエンタテインメント、でも実はよく練られているのだなあ。
2Dで1度、3Dで1度観ました。吹き替え版をまだ観てないので観たい。

◆LIFE! THE SECRET LIFE OF WALTER MITTY (2014/3/21)

ちょっと予告編詐欺に遭ったかな、という感じ。
いや、面白かったし、映像はやっぱり壮大ですごかったんだけど、
話のスケールに対して壮大すぎる気がしたりとか、ちょっとしたツッコミどころが気になったりとか。
それでも、あのラストには泣かされてしまった。良作ではあると思います。
どうでもいいけど、ヒゲの再編担当者がルックスと嫌な奴ぶりで
ゲット・バック・セッション期のポールに見えてしかたなかった。

◆ワン チャンス ONE CHANCE (2014/3/22)

こちらも予告から楽しみにしていた作品で、満足度はこっちの方が高かったかな。
美しい歌声とヨーロッパの風景に彩られた、派手じゃないけど残るもののある作品だった。
惜しみない愛でポールを支える彼女(嫁)の存在が、フィクションだったらファンタジーだと
言われてしまいそうなんだけど、事実なんだもんな。素晴らしいな。
失敗しても、挫折しても、本当に好きなものをあきらめないこと。最近そのテーマによく触れる気がする。
ラドンとハイドレンジャのカップルもチャーミングで良い。

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行きたいなーと思いつつ行けてない(行けなかった)のは、
ダラス・バイヤーズクラブ」「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」、
あとミニシアターもので「マンガで世界を変えようとした男 ラルフ・ステッドマン」、
「コーヒーをめぐる冒険」。
インド映画はしごしようとして力尽きてできなかった「デリーに行こう!」もあったな。
まだまだこれからも楽しみな映画がたくさん。
すきなものが増えると忙しくお金がかかるけど、楽しい。

「きっと、うまくいく」(3 Idiots)

きっと、うまくいく [DVD]きっと、うまくいく [DVD]
(2013/12/03)
アーミル・カーンカリーナ・カプール

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きっと、うまくいく [Blu-ray]きっと、うまくいく [Blu-ray]
(2013/12/03)
アーミル・カーンカリーナ・カプール

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この作品のことを語りたいがために映画・演劇カテゴリを作りました。
これからなるべく感想とか書いていけると良いな。

映画を観る習慣のない家庭で育ち、その環境にあってマンガや演劇に親しんだ結果なのか、
長らく映画という表現ジャンルにあまり興味を持てずにいました。
ただ、それがもったいないなあという気持ちも同時にずっとあり(手塚治虫オーケンも映画好きだしね)、
好きなマンガやミュージシャンに関連した作品などは社会人になってからは観るようにはしているのですが
それでも「映画」という媒体自体に興味がわく、というところまで行きませんでした。

昨年秋ごろから、いくつかものすごくおすすめされる作品があったことがきっかけで
映画館に頻繁に足を運ぶことをし始めました。
年末に立て続けに観た「風立ちぬ」「ゼロ・グラビティ」がどちらもわりと「映画って面白いなあ」と思えて、
勢いづいたところで、タイトルだけはよく聞いていたこの作品を柏の映画館でアンコール上映していると知り、
暇を持て余した正月休みに東武野田線に揺られて観にいってみました。
そうしたら、ハマりました。

とにかく評判が良いということと、上映時間170分という高めのハードルにやや覚悟を決めて観たのですが
そんなハードルは軽々と飛び越えました。もう、もう、すっごく面白かった…!
どのくらい気に入ったかというと、映画館で観たその日の夜にDVDとサントラを購入し、
それから1週間経つ今もサントラをヘビロテしてDVDを毎日のように繰り返し見ているくらいです。

爽やかな学園ものらしい雰囲気に清涼感をおぼえ、随所にちりばめられるギャグに大笑いし、
とても魅力的な登場人物たちの身に次々と起こる事件にハラハラし、号泣し、
ミュージカルシーンにはこちらも踊りだしたくなるくらいにウキウキし、雄大な自然風景に感動する。
そして、物語が進むにつれて丁寧に張り巡らされた伏線が見事に回収されていく、
絶妙な構成、脚本に唸らされる。
観終わった後には圧倒的に豊かな時間を過ごした満足感と、
それをもう一度味わいたいという気持ちが残る。

このたのしさをどう表現したらいいんだろうと考えていたら、
一番近いのはディズニーランドのスプラッシュ・マウンテンとかじゃないかなあと思いました。
個人的な感覚ですが、ミュージカルシーンやカリカチュアされたベタベタなキャラクターの存在にも
昔のディズニーアニメっぽい雰囲気を感じます。
(といって、ディズニーアニメだってほとんどまともに見たことないので完全にイメージですが)

あと、インド映画というのは「突然のミュージカルシーン」ってのがお約束のようで
なかば揶揄されているようなところもあるようですが
突然ダンス(や歌)が挿入されるっていうのは、いわゆるミュージカルではない演劇でもよくあることだし
個人的にはまったく違和感はないなー。
(もちろん、この作品にはうまくハマっているだけでほかのインド映画では違うのかもしれませんが)
メインテーマである「Aal Izz Well」もその後のシーンとの緩急まで含めてとても好きだけど、
「Zoobi Doobi」の方も、恋に落ちた瞬間の心理がすごく明確に楽しく表現されていて秀逸だと思う。

日本語字幕だけだと細かいところまで理解できていないんだろうなーと、
英語字幕版のDVDも買おうかなと思っています。

これから、もっといろいろな映画を観てみようと思っていますが、
なんとなくこの作品はベスト1の座に輝き続けるんじゃないかなー。
あまりそのジャンルに馴染みがないうちに触れた名作の存在感って大きくなるんだよね。

出会えて本当に良かった映画。
自分にとって大事で大好きな作品がひとつ増えました。

2013年を振り返る〜マンガ編

続いて、今年読んだマンガを振り返る。
Twitter企画「#俺マン2013」に選んだ作品、今回は外したけど印象深かった作品についてつらつらと。

吾妻ひでお失踪日記2 アル中病棟』(イースト・プレス 全1巻)

失踪日記2 アル中病棟失踪日記2 アル中病棟
(2013/10/06)
吾妻ひでお

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個人的に今年のベスト1はこれ。
凄絶な内容を淡々とユーモラスに描いているという点は『失踪日記』と同じ魅力なのだけど、
大ゴマで見せるシーンの抒情性とか、病棟の人々の群像劇でもあるところとか、
あと単純にボリューム的にも前作を凌ぐ読み応え。圧倒的な情報量なのに、ぐいぐい読めてしまう。
吾妻先生の描線と、作中に漂う浮遊感が好きで、いちファンではあるのですが、
それを差し引いても本当にすごい作品だと思う。

■梶本レイカ『高3限定』(ふゅーじょんぷろだくと 全3巻)

高3限定(POE BACKS Babyコミックスextra)高3限定(POE BACKS Babyコミックスextra)
(2012/05/24)
梶本レイカ

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Twitterで見たおすすめコメントが気になって購入したら凄かった。
BLのレーベルから出ていますが、これははっきりとサスペンス・ミステリー・ホラー・ファンタジーの系譜にある作品。
1巻の帯のコピーこそBLっぽさを若干漂わせているけれども、あれにつられて読むと後悔するでしょう。
流麗で個性(アクともいえる)の強い画風と難解なストーリーから、
読後感は『ウツボラ』(中村明日美子)に似ていると思ったなー。
自分の中の「?」を解消すべく、何度も何度も読み返してしまう感じ。
ラストでカタルシスはあるものの、読んだ者の頭と心に大きなしこりを残すマンガです。
あと、コマ運びや演出もかなり前衛的でいろんな挑戦がされていて(きっと無自覚にやっているんだろうけど)
マンガ表現としてもとてもスリリング。
全体的にダークでグロテスクでかなり酷い描写がありますが、大丈夫な方は是非挑戦してみてほしい。

小原愼司『地球戦争』(小学館 既刊2巻)

地球戦争 1 (ビッグ コミックス)地球戦争 1 (ビッグ コミックス)
(2013/03/29)
小原 愼司

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古き良き…と言ってしまうと語弊がありそうだけど、古典へのオマージュに溢れた伝統的な良質のSF作品という印象。
手塚藤子石ノ森にSFを教えられた者としてはたまらないものがあります。
先が読めない展開、作品全体を覆う緊迫した空気感、ぞっとするような「三本足」の造形がすばらしい。
1月末に3巻が発売予定ですね。

有間しのぶ『リバーサイド・ネイキッドブレッド』(祥伝社 全1巻)

リバーサイド・ネイキッドブレッド (Feelコミックス)リバーサイド・ネイキッドブレッド (Feelコミックス)
(2012/12/08)
有間 しのぶ

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これ出たの2012年だったのね。
有間しのぶさんは、現在「ビッグコミックオリジナル増刊」にて連載中の『その女、ジルバ』で知って
いいなと思った作家さんなのですが、ほかの作品も読んでみたらとても良くて、出会えてうれしいです。
4コマ形式で繊細な人間模様であったり思春期の心の機微だったりを細やかに描いていて、
読み進めやすいけど切なくてあたたかいものが残る作品です。
『その女、ジルバ』(小学館・既刊1巻)『ホテルポパン』(講談社・全2巻)もおすすめ!

その女、ジルバ 1 (ビッグコミックス)その女、ジルバ 1 (ビッグコミックス)
(2013/02/28)
有間 しのぶ

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ホテルポパン(1) (KCデラックス)ホテルポパン(1) (KCデラックス)
(2012/12/13)
有間 しのぶ

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■奥田亜紀子『ぷらせぼくらぶ』(小学館 全1巻)

ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)ぷらせぼくらぶ (IKKI COMIX)
(2013/11/29)
奥田 亜紀子

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普通の中学生と、ちょっと普通じゃない(容姿とか身体的なことが理由で浮いてしまっている)中学生たちの
ヒリヒリ痛い現実を、抉るようなリアルなストーリーと抑制の効いた画風で表現していて、
これはかなり読んでいてつらくなったけど、とても優しくあたたかく切ない結末に安堵しました。
結構尖った描写が見られるけど、感性に寄りすぎずしっかりお話を読ませる作風は好みです。
学生時代にクラスで浮いていた自覚のある人は感じるものがあると思う。

大今良時『聲の形』(講談社 既刊1巻)

聲の形(1) (少年マガジンコミックス)聲の形(1) (少年マガジンコミックス)
(2013/11/15)
大今 良時

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読み切りが雑誌掲載された時点ですごく話題になっていました。
私は1巻が出てようやく読んだのですが、なるほどこれは騒がれるわ…と納得。
万人に受け入れられやすそうな読みやすく整ったかわいらしい画風で、
しかも少年誌というフィールドで、普通なら敬遠してしまいそうな社会性のあるテーマに挑んだ意欲作…
とか言うとベタ過ぎるけど、でもこの作品は本当に、そういう意欲がまず賞賛されるべきじゃないかなー。
社会的なテーマを個人と個人の、少年と少女のお話として成り立たせるのがとても上手いなと思う。

コージィ城倉『チェイサー』(小学館 既刊1巻)

チェイサー 1 (ビッグコミックス)チェイサー 1 (ビッグコミックス)
(2013/09/30)
コージィ 城倉

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手塚治虫のようになりたくてなりたくてたまらないけどそれを素直に言えない」という、
めんどくさい性格の同時代のマンガ家の話。
トリッキーな作品ですが、手塚ヲタとしてこれは悔しいけど面白いと言わざるを得ない!

■四宮しの『魔女と猫の話』(少年画報社 全1巻)

魔女と猫の話 (ねこぱんちコミックス)魔女と猫の話 (ねこぱんちコミックス)
(2013/03/11)
四宮 しの

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ねこぱんちコミックス!
おすすめの声を聞かなければノーチェックのままだったであろう、今年の収穫でした。
とても上質な、「猫」というモチーフが最適な活かされ方をしているファンタジーです。
優しく柔らかく暖かいメルヘンの世界で共生する猫と少女たちの物語はとても心地良い。

森泉岳土『祈りと署名』(エンターブレイン 全1巻)

祈りと署名 (ビームコミックス)祈りと署名 (ビームコミックス)
(2013/11/25)
森泉岳土

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ほとんど読んだことはないんですがイメージ的にB・Dのような、むしろ絵本のような雰囲気の作風。
「水で描いている」という画風は個性の塊です。
コマが割られていて、フキダシがあるから、ギリギリ「マンガ」の体裁になっている…というような。
大人の寓話を、その空気も含めて描くにはこのやり方が合っているのでしょう。
物語の中に連れて行かれる感は凄いです。

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上に挙げたのは「出会い」という意味で今年読めてよかった作品たち。
ほかにもたくさんいいマンガありました。タイトルだけ挙げると、

・池辺葵『どぶがわ』(秋田書店
・宮崎夏次系『僕は問題ありません』(講談社
小原愼司トニーたけざき『星のポン子と豆腐屋れい子』(講談社
武富健治『惨殺半島赤目村』(泰文堂・既刊1巻)

あと、今後の動向を見てから評価したいなと思っているのが
・野田彩子『わたしの宇宙』(小学館・既刊1巻)
売野機子『MAMA』(新潮社・既刊2巻)
・真造圭伍『みどりの星』(小学館・既刊3巻)

といったところでしょうか。

それから、今年は白泉社の40周年記念愛蔵版シリーズだったり、『極東学園天国』新装版であったり、
魔人探偵脳噛ネウロ』文庫版であったり…という新装版ラッシュに踊らされた年でもありました。
あと、ネウロ文庫化もその一端ですが、『暗殺教室』の大ブレイクは本当に嬉しく思います。
作家・松井優征も一度じっくり考えてみたい。彼は藤子・F・不二雄の遺伝子を持っていると思うんだよなー。

そんな2013年でした。来年もたくさん良いマンガと出会えますように!

2013年を振り返る〜ライブ編

あっという間に2013年も終わりだー。まずはライブ参戦記録。

1/4(金)ベラポンプアワーオールスター戦@吉祥寺STAR PINE'S CAFE
1/12(土)特撮「『パナギアの恩恵』発売記念ツアー013」@渋谷duo MUSIC EXCHANGE
1/14(月)和嶋慎治「BEEAST presents 39LIVEアンコール公演」@吉祥寺ROCK JOINT GB
1/26(土)特撮「『パナギアの恩恵』発売記念ツアー013」@恵比寿LIQUID ROOM
1/27(日)すかんちすかんち結成30周年記念!オジタスの、謎のロックショウ。大作戦のさなかの大爆撃。薔薇を持ってオペラに行くと、甘い金のチョコレート。スケッキヨ!2012-2013」@大阪umeda AKASO

2/6(水)大槻ケンヂ「お誕生日だよ!のほほん学校」@新宿LOFT PLUS ONE
2/9(土)すかんちすかんち結成30周年TOUR Final!アメイジングすかんち2013」@渋谷公会堂
2/16(土)水戸華之介「20×5=100 with 澄田健」@渋谷七面鳥
2/22(金)女王蜂「女王蜂単独公演 白兵戦」@SHIBUYA-AX
2/23(土)白髪鬼「白髪鬼ライブ」@池袋Black Hole
2/26(火)RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND@Zepp Tokyo

3/2(土)水戸華之介「20×5=100 with 和嶋慎治」@渋谷七面鳥
3/9(土)NESS「Live NESS」@高円寺HIGH
3/10(日)「オーケンナッキー・竜ちゃん」@渋谷7th Floor
3/16(土)岡村靖幸「むこうみずでいじらしくて」@SHIBUYA-AX
3/17(日)筋肉少女帯「日本印度化計画2013」@所沢市民文化センターミューズ
3/20(水)「ROLLY×谷山浩子のからくり人形楽団」@横浜BLITZ
3/30(土)筋肉少女帯「4半世紀記念への何か予言はあるのか? 新曲A『妖精対弓道部(仮題)』」
3/31(日)筋肉少女帯「4半世紀記念への何か予言はあるのか? 新曲B『中2病の神アリス(仮題)』」
     @恵比寿LIQUID ROOM

4/13(土)水戸華之介「20×5=100 with 澄田健」@渋谷七面鳥
4/27(土)ARABAKI ROCK FEST.@エコキャンプみちのく
5/12(日)OzzFest JAPAN@幕張メッセ
5/22(水)特撮「再び、パナギアの恩恵」@渋谷CLUB QUATTRO
5/25(土)水戸華之介「不死鳥〜十全」@渋谷O-WEST
5/29(水)筋肉少女帯「4半世紀」発売記念インストアイベント@TOWER RECORD新宿店

6/2(日)すかんちすかんち30th TOUR Final DVD発売記念!ファンタスティックすかんち2013サバイバル」@赤坂BLITZ
6/22(土)筋肉少女帯「4半世紀」@中野サンプラザ

7/6(土)大槻ケンヂオーケンのミニミニのほほん学校」ゲスト:本城聡章@阿佐ヶ谷ロフトA
7/19(金)水戸華之介&3-10chain/扇愛奈とFoo-Shah-Zoo「CLUB Que 夏の陣」@下北沢CLUB Que
7/23(火)大槻ケンヂ/ROLLY/和嶋慎治「東京うたの日コンサート番外編」@Shibuya Mt.Ranier Hall
7/28(日)人間椅子/犬神サアカス團@千葉Look

8/3(土)ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013@国営ひたち海浜公園
8/7(水)華吹雪@渋谷CLUB CRAWL
8/21(水)特撮@池袋Black Hole

9/6(金)橘高文彦「Club DREAM CASTLE」ゲスト:本城聡章@八王子Live bar X.Y.Z.→A
9/8(日)大槻ケンヂオーケンのミニミニのほほん学校」@阿佐ヶ谷ロフトA
9/13(金)扇愛奈とFoo-Shah-Zoo/ウッチーズ/NESS「ウッチー祭り」@高円寺HIGH
9/14(土)AOMORI ROCK FESTIVAL 夏の魔物'13@夜越山スキー
9/15(日)人間椅子人間椅子レコ発ツアー〜萬燈籠」@青森Quater
9/16(月)人間椅子人間椅子レコ発ツアー〜萬燈籠」@仙台LIVE HOUSE enn 2nd
9/19(木)谷山浩子「猫森集会2013」ゲスト:大槻ケンヂ全労済ホール スペース・ゼロ
9/22(日)筋肉少女帯「4半世紀」@横浜BLITZ
9/28(土)中二病の神ドロシー@渋谷CLUB QUATTRO
9/29(日)人間椅子人間椅子レコ発ツアー〜萬燈籠 おどろの日」@渋谷O-West

10/4(金)獄門島一家獄門島一家 第一回会合」@恵比寿LIQUID ROOM
10/9(水)ハゲザイル/華吹雪@下北沢CLUB Que
10/19(土)筋肉少女帯/アーバンギャルド「4半世紀中」@赤坂BLITZ
10/23(水)KISS「MONSTER JAPAN TOUR」@日本武道館
10/25(金)水戸華之介&3-10chain「CLUB251 20th &SMILEY’S 15th ANNIVERSARY〜WARATTER LIVE IN TOKYO」@下北沢CLUB251
10/26(土)大槻ケンヂ「スーパーのほほん学校」@座・高円寺
10/31(木)筋肉少女帯/すかんち「4半世紀中」@名古屋BOTTOM LINE

11/2(土)筋肉少女帯「4半世紀中」@心斎橋BIG CAT
11/3(日)筋肉少女帯/人間椅子「4半世紀中」@心斎橋BIG CAT
11/9(土)川本真琴「風流銀河girl」@渋谷CLUB QUATTRO
11/10(日)人間椅子人間椅子倶楽部の集い」@高円寺Show Boat
11/21(木)Paul McCartney「OUT THERE JAPAN TOUR」@東京ドーム
11/24(日)筋肉少女帯「4半世紀中」@名古屋BOTTOM LINE

12/7(土)水戸華之介&3-10chain/MAGUMI & THE BRETHLESS「P-ROCK STARの祭典」@下北沢CLUB Que
12/8(日)扇愛奈とFoo-Shah-Zoo/コロボックルズ「師走だよ!フーシャーショー」@三軒茶屋HEAVEN'S DOOR
12/14(土)「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」@新宿LOFT
12/15(日)「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」@新宿LOFT
12/23(月)筋肉少女帯@恵比寿LIQUID ROOM
12/29(日)KOGA COVER NIGHT@下北沢CLUB Que

合計参戦本数は63。軽く記録更新ですハハハ!
以下、特に印象深かったもの。

■1/27(日)すかんちすかんち結成30周年記念!オジタスの、謎のロックショウ。大作戦のさなかの大爆撃。薔薇を持ってオペラに行くと、甘い金のチョコレート。スケッキヨ!2012-2013」@大阪umeda AKASO
■2/9(土)すかんちすかんち結成30周年TOUR Final!アメイジングすかんち2013」@渋谷公会堂
■6/2(日)すかんちすかんち30th TOUR Final DVD発売記念!ファンタスティックすかんち2013サバイバル」@赤坂BLITZ

もう、すかんちは、コンサートが決まること自体がうれしくて。
次回ライブも決まりましたね!3月10日AX!ツアーもまたやってほしいなー。

■2/26(火)RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND@Zepp Tokyo
■10/23(水)KISS「MONSTER JAPAN TOUR」@日本武道館
■11/21(木)Paul McCartney「OUT THERE JAPAN TOUR」@東京ドーム

リンゴのライブは初めての外タレさん体験でした。
迷っててギリギリまでチケット取ってなかったんですが本当に行けて、あの場を共有できて感激でした。
これで弾みがついて、KISS来日公演、そしてポールへと。
KISSには自分が今好きな日本のバンドたちのルーツたるところを、
ポールには自分自身の原体験を再認識させてもらった気がしました。

"■5/12(日)OzzFest JAPAN@幕張メッセ
椅子の歴史が大きく動いた現場に立ち会えた喜び!
まんどろツアーで青森行けたのも良かったー。来年も行きたい!

そして。何よりも、今年は、筋肉少女帯の年でした。

■3/31(日)筋肉少女帯「4半世紀記念への何か予言はあるのか? 新曲B『中2病の神アリス(仮題)』@恵比寿LIQUID ROOM
デビュー25周年記念楽曲「中2病の神ドロシー」初披露。

なんてひどい歌詞なんだろう、なんてことを歌ってくれやがるんだろうこの人らは!と思いながら涙が止まらなかった。
とてつもない1年になることを、この日予言された。

■6/22(土)筋肉少女帯「4半世紀」@中野サンプラザ
そして迎えた復活の聖地・中野サンプラザでは、告知!告知!告知!の嵐にうれしい悲鳴!!

筋少拡散波動砲2013】なる企画では各メンバーの個人活動にほかのメンバーが遊びに行くよという趣旨で、
われらが下手の太陽・おいちゃんにもスポットが当たる当たる!

■7/6(土)大槻ケンヂオーケンのミニミニのほほん学校」ゲスト:本城聡章@阿佐ヶ谷ロフトA
■7/19(金)水戸華之介&3-10chain/扇愛奈とFoo-Shah-Zoo「CLUB Que 夏の陣」@下北沢CLUB Que
■9/6(金)橘高文彦「Club DREAM CASTLE」ゲスト:本城聡章@八王子Live bar X.Y.Z.→A

FSZのライブは現在までに3回。年明けにもすでに2本決まっています。
私は今のところ皆勤ですが、最初に比べてかなりバンドらしくなってきたなあと思います。
1月は椅子のO-EASTワンマンとかぶったので泣く泣くそちらに行きますが、今後が楽しみ!
ドリキャスもまたやってほしいなあ。おいちゃんとカンパイできたのは本当に大事な思い出になりました。
八王子のお城には今回初めて伺ったのですが、お酒も食べ物もおいしくて雰囲気もとっても良かった。
また行きたい!

■8/21(水)特撮@池袋Black Hall

筋少が忙しい最中にポコンと行われたブラックホールでの特撮ライブ。
ゲリラ豪雨と汗と涙でびっしゃびしゃになった。特撮もやっぱり大事なバンドだなと実感。

■9/19(木)谷山浩子「猫森集会2013」ゲスト:大槻ケンヂ全労済ホール スペース・ゼロ

これはもう何しろ、谷山さんの歌う「機械」が凄すぎた!という感想に尽きました。
筋少の、オーケンの歌をトリビュートするには、ここまでのオリジナリティが必要なんだなあと思った。

■11/24(日)筋肉少女帯「4半世紀中」@名古屋BOTTOM LINE

筋少秋ツアーは渋谷1会場のみ直前に出張が決まり行けず、
そこでおいちゃんが「未使用引換券」を歌われたと聞いてそれはそれはへこんでいたのですが、
神番をいただいたこの名古屋で聴くことができて、感無量でした…
すっごくかっこよかったーーーーー!!
個人的には、楽器隊の各メンバーがメインボーカルを取るスタイルはあって良いと思っています。
メンバー全員で筋少であるという、このバンドのすばらしさをかみしめることができるし、
どうしてもオーケンに集中する体力的負担を分散させることができるのであろうから。
少しでも長く筋少を観ていたいし、少しでも長くやっていきたいとバンドが思ってくれているのならなおさら。

この名古屋遠征は往復夜バス移動のため早朝到着して暇だったので、唐突にお伊勢参りに行きました。
おはらい町にはおいしいものもいっぱいで、行って良かったな。

■12/14(土)「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」@新宿LOFT
■12/15(日)「ケラリーノ・サンドロヴィッチ・ミューヂック・アワー」@新宿LOFT

そして、そんな筋少を生んだナゴムレコードとケラさんのイベントライブ。
例年、繁忙期の12月はライブ行くのやめてたんですが、今年は仕事の後遅刻ながら駆けつけてみました。
この公演は中でも本当に行けてよかったなと思った。
初めて見た空手バカボンでは、3人の関係性にあたたかい気持ちに。
初期有頂天セッションでは、まさかまさかの「ライブハウス」フル演奏にびっくり。
そして中後期有頂天セッションでは、大事件を目撃したという実感がすごく残りました。
有頂天というバンドがいかに重要だったのか、そしてケラさんという人の大きさを思い知った。

そんな1年でした!
筋少ちゃんの4半世紀イヤーの残り半分、そして今度は椅子の4半世紀イヤー。
2014年もいっぱい大好きなバンドのライブを楽しみまくりたい所存です。